妊活サポートナースの媛川桜乃香(ひめかわさのか)です。
改善方法①で、まずは食事でタンパク質を増やしましょうと
提案しました。
今回は、なぜ、まずはタンパク質から増やすのか?
タンパク質の必要性について追加したいと思います。
妊活には○○の栄養素が必要、不足しているから摂りましょう、
と言われるし、そう思いますよね。
私も始めは、鉄を取ったり、葉酸摂ったりをしていました。
しかし、その栄養を食べただけ、飲んだだけでは意味がない。
体に吸収されてこそ、体内で栄養素が働いてくれます。
ですので、ちゃんと消化吸収できる体にすることが、
第一目標、絶対必要、大前提となります。
消化管とは、口→胃→腸→肛門と1本の管からなっています。
この消化管の壁や消化液(消化酵素)は、タンパク質でできています。
この壁が綺麗に並ぶことで、栄養が腸を素通りせずにちゃんと吸収される。
その土台をまず整えることが大事。
胃が荒れると食べたくなくなる、
調子が悪いと下痢するは、
消化管の壁が正常でないから、消化吸収が十分に行えない状態。
なので、食事をとらせないため食べたくなくなり、
食べても消化吸収できず、ただ通過して出ている状態なのです。
そして、冷え=血行改善にタンパク質が必要なわけ。
もう1つは、赤血球が肥大しないためでもあります。
血が赤く見えるのは赤血球があるから。
この赤血球に、酸素や鉄がくっついて、体の隅々に運ばれていきます。
赤血球は、白玉団子みたいな形をしていて、
細い血管を通る時、折れ曲がって通過します。
タンパク質不足になると、赤血球が肥大してしまい、
細い血管を通れなくなります。
なので、血行改善するためには、タンパク質は必須です。
次に消化についてです。
栄養として吸収するため、
食べ物を細かくする=消化します。
そうして小さくなったら、腸で栄養として吸収されます。
大きいままだと、吸収されず、ただ通過するだけ。
第一関門の口で、よく噛んで食べてと言われるのは、
物理的に細かくすることで、
同じ量の消化液でも、効率よく消化できます。
消化液もたんぱく質でできているので、
食べたタンパク質を消化液に使わない分を、
体の栄養に回せます。
しっかり噛んで咀嚼することも、冷え改善に効果ありです。
タンパク質が消化されて、腸で吸収させるサイズになったものを、
ペプチドと呼びます。
つまり、このペプチド、消化要らずで、即吸収されます。
言い換えると、胃腸に負担なく、
効率よくスムーズにタンパク質が摂れるのが、
ペプチドです。
食材では、脂が多い方が消化に時間を要します。
牛・豚・鶏・魚、いろんな食材を食べることも大事です。
なかでも卵は、消化時間が短いのでおすすめです。
卵焼き3時間15分、生卵2時間45分、ゆで卵2時間半、半熟卵1時間半。
調理の仕方によっても、消化時間は変わってきます。
あと、卵のコレステロールは、女性ホルモンの材料でもあるので、
おすすめする食材です。
タンパク質の重要性を知っていて、プロテインで飲んでいる方も
いらっしゃると思います。
便秘や下痢になっていませんか?
プロテインもペプチドのサイズに消化する必要があります。
プロテインは食事では摂れないほど、多量のタンパク質が含まれています。
タンパク質を摂りたいので、多く入っている物がいいのですが、
かなりな消化力が必要なものになります。
タンパク質が足りていて、消化する力がある方には良いのですが、
タンパク質が不足している方がプロテインを摂ると、
消化液が不足のため消化できず、腸内環境が悪化。
毒素が発生し、肝臓への負担がかかることもあります。
プロテインが合っているかどうかは、
一度摂取をお休みしてみることをおすすめします。
下痢・便秘が改善する、なんか体調いいと感じたら、
タンパク質不足です。
他の方法でしっかりタンパク質を補ってみてください。
自炊でペプチドを作るには、
ボーンブロスや魚の骨でとったあら汁です。
サムゲタンや潮汁、いわゆる養生食です。
しかし、これ、結構手間がかかる・・・。
時間があって、料理がストレスにならない方は、
ぜひ作って、毎日のお料理に使ってみてください。
私のおすすめは、粉末で売っているだし&栄養スープです。
ペプチドになっているので、3~10分程度で100%吸収され、排出されません。
不純物は除去され、乳児用規格適応食品ですので、安心です。
スープとして、料理のだしとして、
美味しいのはもちろん、
手軽にペプチドが食ベられます。
忙しい、疲れている、ストレスなく始められるだし&栄養スープ。
媛川家はヘビーユーザーです!(^^)!